HULL船体工事
船の外殻を扱う工事
海上は非常に厳しい腐食環境です。メンテナンスを行わないと船体はすぐにボロボロになってしまいます。また、航海中座礁したり、他の船と衝突したり、突発的な事故も起こります。船の体は人間よりもデリケートかもしれません。
船体を塗装する
海水からの腐食を防ぐ為に、1~3年毎に外板には塗料を塗らなければなりません。船がドックにやって来る一番の理由と言って良いでしょう。海水に触れる部分には海洋生物が付着しないように自然に溶けていく特殊な塗料が用いられます。
損傷部を取り替える
航海技術が発達したと言えど、不幸にも座礁や衝突事故に見舞われることがあります。船は鉄で出来ていますが、出来るだけ軽く、そして必要最小限の強度で造られているので、事故が起きると船穀には深いダメージが生じます。
甲板機器を整備する
船の甲板上には様々な機器が設置されています。アンカーを上げ下げする装置、船を岸壁に繋ぎ止める装置、荷物を積むためのクレーンやバルブ類、また緊急時に人命を救うための救命艇。雨風にさらされるこれらの機器のメンテナンスは欠かせません。
居住区を修理する
船を動かす人が生活する場所が居住区。居室以外にもキッチン、食堂、ミーティングルーム、更にはサウナやトレーニングルームのある船も。だから三和ドックには大工さんがいます。
船を動かす
一旦修理が始まると、船は自分では動けません。タグボートや係船機を使って、巨大な船を動かします。「船を動かす」仕事は船舶修繕の基本です。