MACHINERY WORK機関工事

船の内臓を扱う工事
船による海上輸送は昼夜問わず行われ、船のエンジンは車とは比べものにならないぐらい酷使され続けます。また、大海原の真ん中でエンジンが止まったらどうなるでしょう。機関の仕事はミスが許されない、シビアな仕事です。
主機関(メインエンジン)を整備する
メインエンジンは船が走るための大きな力を毎日生み出し続けています。その苦労を労うためにも、すみずみまで分解し掃除・点検を行います。年をとっても、本来の力を取り戻し休むことなくたくさん仕事ができるように頑張れとの願いを込めて。

船のエンジンはこんなにデカイ!

バラバラにして悪いところがないかチェック
プロペラを整備する
船のプロペラは、普段海の中にもぐっているのであまり見ることは出来ませんが、ドックではバラバラにして検査をします。このプロペラが船を進ませる推力を生み出すという大きな役割を担っています。

プロペラは何年かに一度取り外して検査

これから分解します
補助機関を整備する
船の中にはメインエンジン・プロペラ以外にもたくさんの機器があります。水や油を送るポンプ、温水や蒸気をつくるボイラ、いろいろな形をしたバルブなどこれらの機器全てが正常に機能して、船は日々走っています。

海水を送るポンプたち

分解して整備
削る、造る
機関の仕事には旋盤士の存在が必要不可欠。図面通りに物を造ることはもちろんのこと、実際の物を見て、触って、状態を判断する能力が必要です。

繊細に、かつ迅速に。
運搬する
クレーン士とのあうんの呼吸で、狭い機関室の中から大きな部品を取り出して、運ぶ。緻密さと度胸が必要な仕事です。

傷つけないように慎重に!