吉本 浩輔
総務課
2011年4月 入社
学部:工学部機械工学科 修士:生産技術学(材料)
- 私の仕事観
- お客様、営業、現場…
関係する全ての「人」を考えれば、
楽をしようとは思えない。
船舶技師の経験を糧にステップアップ
入社してすぐは船体に3年配属されていました。次に配管に3〜4か月、設計を丸2年、そして今年の9月から総務部総務課に異動しました。
総務部は船の修繕とは直接関係のない事務職部門です。お客様・船舶検査機関への対応、書類の処理などが主な業務で、部内には総務課と検査課があります。
検査課は船の動静を把握しておく必要があるため、4部門の各船舶技師と常に密に連絡をとっています。
団体のお客様の工場見学、商工会議所や市役所からの問い合わせへの窓口業務も総務部は担当しています。その日にどこが見学できるかという段取りをつけるのも私たちです。
私自身の現在の主な仕事は、新工場とその他付帯設備の建築にあたっての各種取りまとめや建設会社との折衝、工場内レイアウトの調整などです。
2016年に竣工した7号ドックについても同じように、取り纏めと建築会社との折衝、
建築会社ではなく当社が工事を行う地中の配管などの設計、工事管理などを担当しました。
対話力は場数で鍛えられる
お客様などの外部の方も社員と同じ作業服を着て現場で一緒に働くことが多いので、社員しか社内にいない会社とは違って、社外の人とのコミュニケーションも必須です。
仕事をする上で何が一番大事か?という点については部署を異動しても、入社以来変わっていません。
「人」が全てです。現場と密接に関わる仕事ですから、時にぶつかってでも話ができる方向いていると思います。そういう対話力は、踏む場数で鍛えられます。
上長でも率直な意見をぶつけるべき
私は譲れない時は譲れないとはっきり言いますし、先輩にも率直に反論します。
でもそれは工期や、お客様を思ってのこと。
こういう理由だから、こうして欲しいという伝え方をしています。
営業が提案し、お客様が当社を選んでくださる。じゃあ、現場は全力で仕事に取り組まないといけない、という気持ちですね。
楽をしようと思えばいくらでもできる。ただ、この仕事に関係する全ての人のことを考えたら、「よし、やるぞ!」という気持ちになるものです。
3年で仕事の面白さがわかる
私は機械科出身なので、船を知らないで入ってきました。
それこそ3Kと呼ばれるような業種ですから、楽ではありません。
うちはスパルタ式の厳しさはないですけれど、どうしても工期がある仕事ですから週末でも出ないといけない案件もあります。
それが辛くて1年足らず辞める人もいますけど、経営陣も「三年取り組めば仕事が分かると」言っています。
究極的には文系・理系は関係ない
社風としては、アットホームで上下関係にも気を使いません。
現場で衝突しても次の日には持ち越さない人が多いですから、本人が引きずらないようにすれば風通しがいい職場ではないでしょうか。
難しい工事もありますが、それは上司についていたからできるようになるわけではなく、実際に何度も手を動かせばできるようになるものです。
ですから結局、文系・理系といった区分けは意味がない業種なのです。